machinopokerface
pf_kochiipokerface1994

高知の
街の

pf_kochiニンマリ君
巡回展に先立ち、地元のテレビ局が街を歩いて、顔さがしの現場を取材したい。とのことで一緒に出かけた。はたして見知らぬ土地で面白い顔に出会うだろうか?期待はずれにならないだろうか。と少し不安ではあったがままよと出かけた。工事現場のそばを通りかかった時、ふと目に止まったのが写真の「ニンマリ君」であった。
これは何かと言えば、工事現場の周りを柵で囲う時、柵の礎石になるもので、穴に鉄のパイプが立てられるようになっている。コンクリートでできたものだが多分、造る過程でコンクリートに混ざっていた針金の一部がたまたま二つの穴の下部に出てきて錆びたのだろう。それにしても偶然にできた面白い顔。しかも、その笑顔がなんとも愛らしいのである。
自然の中から顔に似たものを見つけだすのは、さして難しいことではないが、どれもこれもあまりいい顔をしていない。多分それは今の世相を反映しているのだろうと勝手に解釈しているが・・・。またそれを撮る側に問題があるのかも知れないが。それにしてもこんな笑顔が見つかるなど思いもよらなかった。数えきれないほどの顔をカメラに納めてきたが、その中に笑顔はごくわずかしかない。
わたしの作品のよき理解者だった故、福田繁雄氏は、次々見つけだされる顔が「笑顔」であって欲しいものだ。とある本で書いていただいた。そのことを思えばこれ以上の笑顔作品に今後ともぜひ出会いたいものだといつも願っているのだが・・・。
100mensopokerface1994
pf_tottori鳥取大丸1Fでの巡回展示pokerface1994
pf_tottoripf_tottori
↑このページのトップへ
italy_sonyPOST CARD
italy_sonyベニスのカラス天狗italy_sonyフットボール選手
イタリアン・ポーカーフェイス写真展
1996.5/15〜5/23 ソニータワー9F 協力:ソニータワー、Alitalia、FUJI XEROX
pokerface1996ボナセーラ!僕たちはとくに日本の若い女性に大人気の国、イタリアに住んでいます。観光客たちは、グッチにフェラガモ、プラダなどのブランド店ばかり行きたがるけれど、街のあちこちに散在する僕たちのことには少しも気付いてくれないんだよね。そんな僕らに目を向け撮影してくれたのは、写真家の阪東勲さん。
阪東さんは、ローマ、フィレンツェ、ベニス、とイタリア半島を北上して、路上や壁や建物に隠れている僕たちのポーカーフェイスぶりをパシャパシャと写していきました。百人百様の僕たちの表情をつくりだしている生活習慣や環境 の違いをレンズを通して掴みとってくれました。
長い歴史に支えられた建造物や、半ば風化しかけた諸々の物体の各所に意外な顔が潜んでいるんです。しかし、巨大な建物や数々のモニュメントに目を奪われることはあっても、彼らの存在にはきっと誰も目もくれなかっただろうと思うと、その一つ一つを発掘して歩くことが楽しくてしかたがないんです。
コロシアムの外壁に刻まれた傷痕はここで闘った古代ローマの英雄の姿とダブる。路上の色鮮やかでモダンなバイクは宇宙人の忘れ物か、かと思えば、イタリアの夜を華麗に彩った仮面舞踏会の麗人たちに見える彫刻もある。どの顔もイタリアの代表みたいでニコニコ顔に見えませんか」
雨にも負けず、風にも負けず、イタリア産の愉快でちょっとヘンテコなポーカーフェイスたちが、道行く皆さんの足取りをじっと見ているんだよ。春になると観光客の騒々しい声にいち早く起こされるのは僕たちなんだ。チャオ!(1996 週刊文春グラビア特集より)
↑このページのトップへ
toyama_pfゆきずりの顔(残雪)a passing snowman
pokerface1996

1996年8月6日(火)〜8月11日(日)
午前9時30分〜5時(入館は午後4時30分まで)

高岡市美術館ギャラリー

富山県高岡市中川1丁目1番30 TEL0766-20-1177
主催 富山県コロンブス計画 NHK富山放送局 主催:北日本新聞社

toyama_pf「富山の顔発見!街のポーカーフェイス写真展」(高岡市立美術館)
toyama_pf展覧会の案内状toyama_pf逃げ足の速いホールマン(マンホール)running Mr.Holeman

Discovery POKER FACE in TOYAMA
とやまで見つけた街の顔

とやまのポーカーフェイス写真展

かつて雪国の富山では冬場、車のスリップ防止めスパイクタイヤが使われ、それが路面を傷めると問題にもなった。こんなことから、マンホールのフタも、初めは凸凹の表面が年月が経つにつれ滑らかになって、ついには表面の形がほとんど跡形を止めぬほどツルツルになっているのをよく見かけたものだ。北国特有の現象である。
「青年、壮年、老年」と言うマンホールの顔もこんなところから生まれた北国の顔であった。
また、大雪を期待して冬装備で出かけたものの、まだ2月末なのに富山駅舎の日影に残ったわずかな雪を見るに留まった。雪国特有の顔を撮る計画は出足から計画変更を余儀なくされたが「ゆきずりの顔」は得難い作品になった。
雨後の道路には晴れた日には見られなかった道路の傷が現れた。あたかも年老いた老人のような顔に見えた。これもスパイクタイヤの爪痕だろうか?
高岡市美術館はとても環境のいいところにあった。主催者側で用意してくれたホテルから会期中会場に通った。顔さがしのワークショップには地元のカメラ愛好家や家族連れが集まった。
「顔さがしって何だろう?」と興味深く訪れた地元新聞の記者は、「暑いので少しだけでも・・」と同行したものの、これも、それも、あそこにも、と次々発見、発掘される新顔に感心しているまに、とうとう最後まで一緒だった。
こうして酷暑の中、1時間半ほどの撮影は終わり全員のフィルムがすぐさま現像され、プリントされた。館内のプレゼンルームでのオーバーヘッドプロジェクターなどの映像機器を駆使した合評会。入賞作品の講評のあとに厳かな授賞式と続いた。それらの作品はわたしの撮影した富山の顔写真の会場に展示された。
↑このページのトップへ
osaka_sonyosaka_sonyosaka_sony
osaka_sonyosaka_sonyosaka_sonyosaka_sony

1997年5月 大阪・SONY Tower ソニーサロンで「街のポーカーフェイス写真集」の出版記念展とパーティが開催された。朝日新聞の書評欄に掲載される。

↑このページのトップへ
pokerface_exhibition1998tc_osakaデザインフェア大阪と同時開催となったポーカーフェイス展

ATCのポーカーフェイス

街は一つ一つ積み木を積むように、そこに住む人やモノの増加に伴って、長い年月をかけて少しずつ形成されていくのが自然のようだ。
ところが、ATCを取り巻くこの街は少し様子が違う。ある日突然、宇宙の星が分裂し、その破片が落下して出来たような錯覚に陥る。林立するノッポなビル、モノトーンと原色が交錯する空間は大きく、広く宇宙的だ。ここは日本の中の外国を思わせる。
このテクノポリスに最初に移り住んだのは人間ではなく、ポーカーフェイスという宇宙人なのだ。その宇宙の友・ポーカーフェイスに会いたくて、私は何度もここに足をはこんだ。わざわざここに来なくても、どこでも会える顔もあれば、ここでしか会えない顔もある。
天井に、壁面に、地面に。その一つ一つの顔を発見して歩くのが楽しかった。今はまだ、ここを訪れる人よりも建築や空間の比重が大きい。やがてここにも人の波がやって来るだろう。そんな未来へ向けた大きな器がすでに出来あがっている。
しかし、ここのポーカーフェイスたちは今ぐらいの静けさがちょうどいいようだ。人に見られて気を使うことも少ないし、退屈であればアクビもできるし、眠っていても誰にも文句を言われないからだ。

1998.2/7

↑このページのトップへ

銀座の街のポーカーフェイス1998

ginza_sony展覧会の案内状(1998)

全国に銀座と名のつく商店街や飲食店、映画館は多い。おそらく、その名は日本を代表する富士山の富士についで有名に違いない。それだけに本場・東京銀座は多くの人達のあこがれの的で華やかな思い出や、数々の夢を包みこんだスター的存在である。
街の顔をテーマにしている私が日本の中で一つの街を選ぶとしたら銀座以外になかった。その顔を撮りたくて、何度も足を運んだ。肩に食い込む重い荷物をしょって、碁盤の目の通りをテクテク歩いた。ある時は小型の折りたたみ自転車に撮影機材をつけ、一丁目から八丁目まで縦横に走った。雨や雪に予定を狂わされ、懐かしの映画館で暇つぶしをした。その館内で面白い顔を偶然発見することもあった。
かつてのハイカラな銀座と賑いを彷彿とさせる建物や通り、どこからともなく聞こえて来そうな「銀座の恋の物語」のメロディー。
昼と夜の印象がガラリと違い、何かしら甘くせつない雰囲気と近代的なビルが混在した不思議な街、銀座。過去の思い出を断ち切るかのように、あちこちで新しいビルの建設が始まっている。銀座もまた、新世紀へと移り行く。そんな姿に目を奪われていたら、すっかり銀座の魔法にかけらてしまった。これは面白いと夢中でシャッターを切ったはずなのに、出来あがってきたものにがっかりさせられることがしばしばだった。
いろいろな街でさまざまな顔と友達になった私も、銀座の顔の撮影は思っていたほど容易ではなかった。(1998年 週刊文春 グラビア特集より)

老樹木の瘤や自然の岩石や渓谷、昆虫の羽模様や蟹の甲羅、さらに池の鯉まで、人間の顔に見立てた人面物や神などなど・・・。これらは、自然の偶然の仕業としかいいようがないが、この「見立て」は江戸の昔から遊びの主題、庶民の芸の技として、ある時期親しまれた歴史もある。
現代社会の人工物の中に人間の顔、それも感情たっぷりの表情を発見できるのは痛快な知覚の面白さだと思う。
スイスの写真家ジャン・ロベールの「Face to Face 」や日本の星川ひろ子の「だれの顔」なども生活の中から拾い集めた「見立ての顔」の探索成果だが、阪東勲はこの人工物の中に、さらに人間の心の表情を執拗に追求し、私たちを嬉ばせてくれている。
私も海岸で人間の顔そっくりの石を見つけたり、岩山が人間の横顔に見えて、シャッターを切ったことがあるが、「見立て」には楽しい隠し絵的ゲームの発見の嬉びがある。
阪東勲はコンピューターエージのデジタルの世紀に、地球と月を二つの眼に、太陽を真赤な口に「見立てる」という途方もない夢の視点に立とうとしている。この素晴しいエスプリをぜひ実現してもらいたいと思う。その顔が笑顔であることを望むのだが・・。福田繁雄(グラフィックデザイナー)

ginza_sony
ginza_sonyginza_sonyginza_sony

銀座のポーカーフェイス写真展 10月18日〜10月23日 銀座ソニービル8F ソミドホール

ginza_sonyginza_sonyginza_sonyginza_sony
ginza_sony

Poker Faces in GINZA Tokyo Japan 1998

ginza_sonyginza_sonyginza_sony

1ウォールペイントのアーティスト(1丁目・工事現場) 2「御迷惑をおかけします」(2丁目・工事現場) 3夜勤明けのホテルマン (8丁目・銀座第一ホテル) 4銀座のネコ(4丁目・晴海通り) 5目が回るほど忙しい局長さん(8丁目) 6電力会社のエリート(3丁目・東京電力) 7見つめられると恥ずかしい(8丁目・工事現場) 8お天気屋さんのかくれんぼ(4丁目・晴海通り・工事現場) 9懐かしの輝く瞳(7丁目・東京ガスホール) 105丁目で会ったクラブのママ(5丁目のビル) 11夢見る新入生(6丁目・泰明小学校) 12ビルのオーナーは楽天家(3丁目)

ginza_sonyginza_sonyginza_sony

13歌舞伎役者(4丁目・歌舞伎座) 14銀座のバッテン大王(6丁目・交殉社) 15銀座大好き80年(1丁目) 16赤鼻のポリスマン(4丁目・晴海通り) 17ポイ捨てされた顔(4丁目・晴海通り) 18ステップアップマン(7丁目・中央通り) 19お目でたい日(2丁目・レストラン) 20銀座の新大王(7丁目・日新堂) 21銀座の仙人(1丁目) 22銀ブラするダンゴ山関(5丁目・三愛前) 23ワッフルマン(8丁目・銀座第一ホテル) 24銀座のネズミ(4丁目・三越ライオン横)

ginza_sonyginza_sonyginza_sonyginza_sony

25管理人は赤くなったり、青くなったり(2丁目・ガレージ) 26宇宙人に飲み込まれた地球人(5丁目・ガレージ) 27残念無念(4丁目・山一証券の看板) 28銀座の座長(4丁目・和光) 29味わい深い顔(4丁目・晴海通り) 30ドン・キホーテ(3丁目・並木通り) 31Mr.サブ(中央通り) 32歯黒山さん(3丁目) 33バファロー(3丁目・プランタンのガレージ) 34銀座マラソン「ガンバレ8丁目チーム」(8丁目・ガレージ) 35ナツメロ歌手(5丁目・銀座コアのウィンドウ) 36銀座を愛するアイスクリーム屋の主人(3丁目) 37夜の訪問者(中央通り) 38好物は、おいしい人物(1丁目) 39目の肥えた画商(5丁目・画廊のドアの取っ手) 40不景気でユーウツな日々(7丁目・飲み屋街のゴミ箱)

↑このページのトップへ
yamashina
yamashina

世界の・日本の・山科の 街のポーカーフェイス写真展

1998年10月28日〜11月9日 大丸やましな店

yamashinayamashinayamashina
↑このページのトップへ
pf_kobe
pf_kobe神戸の燈を守るヘラクレス(ガス燈の台座)
pf_kobeパンダ・パンダ(旧居留地平和ビル1F)
pf_kobe夢見るステージに目が輝く(大丸神戸店・元町玄関側のショーウィンドウ)
pf_kobe●撮影地のロケーションと作品のVTR映像
pokerface1999pf_kobe●会場で配布された展示作品の撮影ポイントマップpf_kobe●展示会場となった1Fのメインステージ

神戸の街のポーカーフェイス

今から30年ほど前、神戸に住むある洋画家を訪ねた。神社の小さな階段をのぼり、山づたいの細道を少し上がったところにその家はあった。
山の懐に抱かれたような素朴な一軒家で、案内されたアトリエの広い窓から、神戸の街や港が一望できた。私たちは黄昏の港町を眼下にウイスキーを飲んだ。
そこが神戸のどの辺りであったかはすっかり忘れてしまったが、この時以来、神戸は私の最も理想に近い場所として今も脳裏に焼き付いている。
今回、居留地返還百年記念事業の一環として、旧居留地界隈のポーカーフェイスを撮ることになり、元町から三宮、メリケン波止場に至る地域をくまなく歩いた。
震災で多くの被害を受けたであろう街なのに、今ではすっかり新しく美しい街に蘇っている。
様々な街灯や街路樹、歩道を彩る花々が潤いを与えてくれる。
夜の街並みをエキゾチックに演出するガス燈、その鉄製のレリーフは、いつまでも神戸の燈を守る力強いヘラクレスの顔のようだ。
ライトアップされたデパートのショーウインドーからは、新しいドラマが今にも始まりそうな、そんな予感さえする。街角の様々な顔が」いい写真は撮れたかね?」と語りかけてくる。
30年前に眺望した神戸の街を歩きながら、私の理想の街は健在なんだと感じた。

(1999年週刊文春グラビア特集)

pf_kobe神戸の燈を守るヘラクレス
pf_kobe潮風にのって
pf_kobeガレージはこちらへpf_kobe南京まちに舞い降りた孫悟空
↑このページのトップへ
pfinparispfinparispfinparispfinparispfinparispokerfaceinparis

東京展 8月20日〜8月29日 OLIMPUS gallery 大阪展 11月1日〜11月18日 大阪SONY tower

pokerfaceinparispfinparispfinparisparismap
「ポーカーフェイス世界の街角」シリーズ、今回は「パリ」。海外篇ではイタリア以来5年振り。パリは20の区があり、中ほどの1区から20区まで、渦巻き状に並んでいる。それは、凱旋門の螺旋階段や、エスカルゴを連想させる。
私の宿はエッフェル塔の南方の15区にあり、その前にセーヌ川をまたぐグルネル橋があつた。その橋のなか程に立つと左手に自由の女神、右手にエッフェル塔がきれいに見えた。
パリを撮る前、イタリアの次はパリかニューヨークと思っていただけに、その両方のシンボルが一望できたのは奇遇だった。
小型の折りたたみ自転車に、撮影機材を積み、路地裏に潜む新旧のモノの顔を撮りながら走る。
「ボンジュール!ムッシュー。今日の収穫は如何かね、オレの顔などいいと思うよ」と語りかけてくる。ファインダーを覗いてみるがいま一つでシャッターが切れない。 通り過ぎる途中チラ!と目にとまったものがいつまでも気にかかり、引き返す。ポーカーフェイスの発見、発掘、撮影は行きつ戻りつ。
2月のパリは曇天、薄日、雨、アラレ。冷えた体をカフェで暖めて、また自転車を走らせる。パリの車道は広く、狭い。一歩うら道に入ると、道の両側におびただしい 数の車が止っている。
まるで、脂肪のごとき車が道路という血管をふさぎ、街は脳梗塞寸前のようだ。パリジャンは車と建物との間の細い歩道を黙々と歩く。その横を、人が歩くより少しばかり速い私のミニサイクルが行く。荷物を持った何人かのマダムにどこで買ったのかと尋ねられた。日本からさげて来たと答えたら、ちょっと驚いて残念そうな表情をした。
モンパルナスでは盗難にあいかけた自転車を阻止してくれたフランス人は武道家だった。早朝に銀行の店頭を撮っていたら、パトロール中の警察官に職務質問された。
どこでいい顔に出会うかわからない街の顔探し。よく道に迷い、そのたびに誰れかれとなく尋ねたが、みんな親切に教えてくれた。
パリの街並みは美しい。なかでもたそがれの空に、影絵のようにそびえ立つエッフェル塔は、美しいばかりでなく大海原の灯台のようで、あそこを目印に行けば無事、 宿に帰れるんだという安堵感があった。
パリは思ったより広く深い。当初20区のすべてを廻り撮る予定だったが、途中のみち草と欲がたたって半分しか撮れなかっ たのは残念だった。残りの半分はパート2で撮るため、愛用の小型自転車はパリに残してきた。
今度は裸の街路樹が緑の衣装をまとった頃にでかけたい。また会おう、パリのポーカーフェイスの仲間たち。(2001年 週刊文春グラビア特集より)
paris_sonyparis_sony
pokerface2001paris_sony

パリのポーカーフェイス 11月1日〜11月18日 大阪心斎橋ソニータワー9F The Space 11:00〜20:00 主催:SONY Tower

会期中、主催側によって、デジカメ持って街に出よう!街に潜む「顔」との出会い「ポーカーフェイス」フォトコンテストがインターネットを通じて行われ会期も1週間延期された。なお同展は8月20日~8月29日まで東京オリンパスギャラリーで開催された。
↑このページのトップへ
midosuji_sony
pokerfece2003

街のポーカーフェイス写真展

御堂筋の愉快なたち

2003年8月19日〜8月30日
ソニータワー9Fザ・スペース

midosuji_sony で配布された展示作品の撮影ポイントマップ
街の中にひそむ『顔』をとらえた写真展『御堂筋のゆかいな顔たち』が8月19日から30日までの12日間、大阪中央区のソニータワー9Fザスペースで開催された。会場には作者がカメラ片手に御堂筋を歩いてみつけた『顔』をイメージできるモニュメントなどの作品57点が展示。
レンズを通した表情豊かな『顔』は見るひとによってさまざまな解釈がされていて、会場で配付される地図を手に街歩きが楽しめる。
長方形の会場に入ると両側の壁面に御堂筋の西側と東側の表示があり、それぞれの場所で撮られた顔の写真が並んでいる。南の難波の東側を起に、時計と反対まわりに1から順に見て行くと、17番の曾根崎警察手前で西側に渡って折り返す。最後は難波高島屋まえの新歌舞伎座37番で終わる。
真ん中の広々とした床はさながら御堂筋。会期中の御堂筋は歩行者天国。車を気にせずゆっくりと顔を見て楽しんでくださいと言いたげだ。
沿道のバイクの顔20点と約60分の「メイキング・オブ・ポーカーフェイス」のVTRも放映された。
23日、24日には「街の中の顔探し」をテーマに撮影の裏話や楽しみを板東さんが話した。尚、「街のポーカーフェイス」は、産経新聞の関西版夕刊に、週一回連載 されている。 (2003 JPDA会報記事より)
↑このページのトップへ

堺のまちの顔さがし フェイスフェスティバル 11/1~11/5(ソフィア堺)

machinopfinsakai

堺市内で撮影したポーカーフェイス作品の展示、桂雀々さんの落語、阪東勲の顔さがしのトークショー。写真展は一般募集作品と「堺のまちの顔100点」(阪東勲撮影)を展示。撮影ポイントマップは展覧会場で配付されそれをもとに撮影場所を訪れる人も。その他、堺のポーカーフェイスのポストカード5枚セットや写真の入ったTシャツが人気投票によりプレゼント。スライドショーや顔のクイズなどファミリー向けの企画。一般入賞作品の表彰式も会場ホールで行われた。

machinopfinsakai
machinopfinsakaimachinopfinsakai machinopfinsakai
machinopfinsakaimachinopfinsakaimachinopfinsakai
machinopfinsakai
machinopfinsakaiイベント用のB2ポスター、A4チラシ
machinopfinsakai
machinopfinsakaiイベント用のB2ポスター、A4チラシ
machinopfinsakai
pokerface2006machinopfinsakaimachinopfinsakai
machinopfinsakaimachinopfinsakaimachinopfinsakaimachinopfinsakaimachinopfinsakaimachinopfinsakaimachinopfinsakaimachinopfinsakaimachinopfinsakai
sakaimap
↑このページのトップへ
kozokukozokukozoku

湖族の郷 顔さがし まちを歩いてアートする

滋賀県大津市、湖族の郷は中世、びわ湖を支配し自治の都市を築いた堅田衆の本拠地。かつての栄華を思わせる蔵屋敷、神社仏閣が数多く残る。その歴史に彩られた伝説の水辺のまちに潜む、さまざまな顔をさがして歩いた。

成安造形大学の学生が主体となって大津市の堅田を舞台にしたアートイベントの第6回「湖族の郷アートプロジェクト」の一環として応援参加。写真展とワークショップを行い下記で展示。

湖族の郷の資料館 2011年11月19日~11月27日
kozokukozoku
kozoku
↑このページのトップへ
canbascanbas
canbas
canbascanbascanbas
↑このページのトップへ
isuisuisuisu
isuisuisu

街のポーカーフェイス写真展

Gallery maronie 2012.7/3~7/15

誰とおシリ会いですか? 我々は、とある駅のホームにいるイスである。仲間は全部で30人。いつの頃からこうしているのか聞かれてもわからない。顔はまるでパンチを浴びたボクサーのようだ。
初めは皆、同じ顔をしていたが歳と共に面相が変わってきたのは、その境遇のせいかも知れない。
我々のいる場所は駅のホームだがホームレスではない。いる場所、その位置関係によって人の座る頻度や座り方が微妙に異なる。行儀のよい人もいれば、そうでない人もいる。
皆の顔が違うのは我々の責任ではなく、すべてはそこに座る人の側にある。経年変化とも言うべきか?。年月と共に老化し、グチが多くなる。
ある者は憂い、ある者は怒りあらわにしている。なぜか喜びや楽しげな顔をした者はいない。なんとなく今の世相に似ている。
何しろ、顔の上に容赦なく人間のシリ(尻)がデン!と座るわけだから我々の体面丸つぶれである。まったく、笑ってなんていられない事情をお察し願いたい。
朝夕のラッシュ時、あたりは雑踏と化す。人は皆、忙しく我々の存在に気付く人は誰一人いない。
我々は心の内を悟られないように、いつもポーカーフェイスを装っているのである。
もう1時間もイスに座り、電話やメールをしている若い女性に、ある人が我々の写真を見せて尋ねた。「どなたとおシリ会いですか?」何のことです?「わたしはまったくシリません!」とけんもほろろに答えて立ち去った。(イスの独話より)
↑このページのトップへ
pokerfaceinlondon2015londonポーカーフェイス世界の街角シリーズ、「ロンドンのポーカーフェイス展」の案内ハガキ

ロンドンのポーカーフェイス

5月初旬、ポーカーフェイス世界の街角シリーズのロンドン篇の取材と、現地の大学でのワークショップや展覧会の打ち合わせのため10日余りロンドンに滞在した。まだ肌寒さが残っていたものの、新緑の街路樹が永い歴史を止める古い建物と調和して美しく、また名物の赤いロンドンバスがその緑にひときわ映えて見えた。
parismap

タワーブリッジを背景にテームズ川の畔で2015/5

日本とイギリスは大陸の東西の端に位置する同じ島国。街の様子、人や物など、その両者にどのような違いがあるのだろうか?。迷いこんだ路地裏、この辺りにいい顔が潜んでいそうだと目を凝し、「ハロー!」と声をかければ「ハーイ!」と元気な声が返ってくる。
ここでも、ポーカーフェイスの仲間たちは私の好奇心を大いに刺激してくれた。
周辺への移動はもっぱら地下鉄。だが、Subwayと言う表示はなくUndergroundと長い。ロンドンっ子たちはそれを通称チューブと呼ぶから面白い。縦横に張りめぐらされた丸い地下トンネルを、タイヤのチューブに例えてのことだろうか?。エレべーターはLiftと言う。日本で英語に少しなじんでいたと思っていたが、それらは米語だったと思い知らされた。
作品の一部が建て替え前の大丸心斎橋本館1階で展示された。
london_shinsaibashi001london_shinsaibashi002london_shinsaibashi003

会期は2015年12月2日〜12月30日

london_shinsaibashi_daimaru

大丸心斎橋店本館 2015/12

↑このページのトップへ
daimaru_postcard

街のふしぎな顔さがし  街を歩いてアートする

阪東勲の街のポーカーフェイス写真展

daimaru_postcard
daimaru_gaikan

現在は工事中の大丸心斎橋店本館・御堂筋側

daimaru_postcard
daimaru_postcard

ある日、突然!心斎橋筋通りが、ギャラリーになった?

daimaru_postcard daimaru_postcarddaimaru_postcard
大丸心斎橋店本館工事囲い壁面

大丸心斎橋店本館工事囲い壁面(心斎橋筋)約45mにわたり2016年4月27日〜12月31日まで展示。大阪地下鉄・心斎橋駅下車

大丸心斎橋店本館工事囲い壁面
大丸心斎橋店本館工事囲い壁面
大丸心斎橋店本館工事囲い壁面
大丸心斎橋店本館工事囲い壁面 大丸心斎橋店本館工事囲い壁面

には が いっぱい!

大丸心斎橋店本館工事囲い壁面
↑このページのトップへ

平成28年度 南図書館おたのしみフェア 講演会

この顔の作者来る
自費出版1994/8

自費出版 1994/8

AG出版1997/5

AG出版 1997/5

岩崎書店2011/

岩崎書店 2011/3

淡交社2014/4

淡交社 2014/4

不思議さがし」

問い合わせ先
profile
↑このページのトップへ
Copyright © ISAO BANDO All Rights Reserved.